ベートーヴェンの三大ピアノソナタのひとつ
≪ピアノソナタ第8番ハ短調作品13『大ソナタ悲愴』≫
10番目の番号付ピアノソナタです。
それまでのピアノソナタは4楽章で構成されるものが多く、
この作品は3楽章で構成されているという点が革新的だということです。
ベートーヴェンが自身の楽曲に表題を与えたのは、
ピアノソナタ『告別』と、この『大悲愴ソナタ』のみで、
非常に珍しいとか。
何か特別な想いがあったのでしょうか。
曲を聴くと、表題にはそぐわないように思いますが、
30歳頃の作品だからかもしれませんな。
以前ピアノ教室で第2楽章のほんのさわりを教えてもらい、
そのメロディの美しさに感動しました。
3楽章すべてを演奏すると20分という、この作品。
20分もの楽譜を覚えると考えるだけで、気が遠くなりそうですな。
しかし、自分の可能性に挑戦してみたい気もします。