これまで仕事が趣味と、家族に言われるような生活をしてきましたが、一念発起し、ピアノを始めました。
まさかこの年になって新しいことを始めたり、教わろうという気になるとは、家族はもちろん、自分が一番驚いているところです。
きっかけというのも、テレビの特集番組です。
時間と経済的なゆとりが出来てきた同世代(私より若いのだろうが)の親父たちが、バンド活動をしたり、音楽を始めたりしているという。
学生時代は色々な音楽を聴いてました。
当時はオーディオもレコードも高価で、簡単には手が出せなかったものだったし、レコードもそうは出回っていなかったので、やっと手に入れたレコードに針を落とす瞬間は、今でも鮮明に思い出すほどワクワクしたものです。
今ではネットだなんだで簡単に欲しいものが手に入る、便利な世の中になりましたな~。
逆に苦労を知らないというのは、気の毒なことかもしれないですな。
欲しくて欲しくて、小遣いを貯め、やっと手にした時の喜びを知らないということですから。
まあ、それは置いといて、落ち着かない気分なのは、昔のワクワクした自分をふと思い出したからではないだろうかと思い至り、よく聴いていた曲が収められたCDを買って聴いたのが始まりです。
音楽はいいです。
聴くだけでは物足りなくなり、テレビで見た親父たちに背中を押される感覚で、ピアノを始めたというわけです。