2024年 seesaaブログより移転しました

書き残しておきたいもの

私がエンディングノートというものを知るきっかけとなったのは、
部下のコロ山くんの体験からである。

コロ山くんは、1年前にご母堂を亡くされた。
母一人子一人で長年一緒に暮らしてはいても、
やはりそれぞれの生活に見えない部分は多い。
急に亡くなられたこともあり、残されたコロ山くんは
どこに何があるのか?
どんな人とおつきあいがあったのか?(また、コロ山くんのご母堂はかなり交友関係が広かったらしい)
が皆目わからずに困ったという。


財産に関することはきちんとしてある人もいるだろうが、
こまごました物、そして目に見えない人脈などまで
整理している人は少ないだろう。
1年たった今でも、亡くなったことを知らずに
季節の物を贈ってくださる方もいるらしい。
そんな方に「実は・・・」とお知らせして、
「なぜお知らせくださらなかった」と言われることも
再々あったそうである。
母も何か残しておいてくれれば・・・とコロ山くんが
言っているのを聞いて、
いつ何が起こるかわからないのだから、
そういうことまで考えておかなくてはならないものなのだな、
と感じ入った。

私も、私に何かあったときのために
家族に残しておかなければならないだろうと、
真剣に思い始めたのはこのときからだった。

PAGE TOP