みなさんは「エンディングノート」というものをご存知だろうか?
もしもの時の医療・介護・葬儀の希望、家族へのメッセージなど
を書き残すことを目的としたノートのことだそうだ。
そういうものがあることさえ、つい最近まで知らなかった。
自分が死んだ時のこと。
漠然とだが考えたことがなくはない。
この年になれば誰もが1度くらいは考えることだろう。
家族もちならばなおさらだ。
だが、どこかに甘えがある。
残された家族がなんとかするだろう、してくれるだろう、
という甘えが。
日本の男にはありがちなことだ。
しかし、残された家族のことを考えてみたい。
長患いの上での他界ならば、
気持ちも含めた準備のしようがあるだろうが
昨今では、いつ何が起こるかわからないという
物騒な世の中である。
事故や天災にいつあうかもわからない。
そうなった時、家族は突然のことに
どう対処していいかわからないだろう。
その時になって「ちゃんと言っておけばよかった」
「ちゃんと聞いておけばよかった」と悔やんでも遅いのである。
漠然と考えるだけではダメで、真剣により具体的に
考えておかなくてはならない。
そして、それを書き残しておかなければならないのだ。
(コロ部長 こう見えても53歳)