イタリアの作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディによるヴァイオリン協奏曲集
≪和声と創意への試み≫
ヴィヴァルディの『四季』と呼ばれるこの曲は、
知らない人がいないと思われるクラシックのヒットナンバーですな。
しかし、『春』と『秋』はわかりますが、
『夏』『冬』はあまり聴いたことがないという印象です。
曲を聴いていると、『春』はいかにも春ですな。
生命の息吹を感じ、暖かい春の訪れを一斉に喜んでいるといった感じでしょうか。
タイトルが絶妙だと思うことが多いのですが、
意外にもクラシック曲は、作曲者が意図してタイトルをつけたものばかりではないことに少々驚きます。
この『四季』というのも、
ヴィヴァルディが命名したのではないということです。